管工機材展東京2023 オンダ製作所ブース

今回、別件で繋がらせていただいた、新たなクライアント様との新規案件で、管工機材展東京の「オンダ製作所」ブースをコンペで受注し施工させていただきました。

前回のブースを踏襲しながらも、新たな試みを、クライアント様、元請け様と仮組検収を重ねて設計、デザインを進めて行きました。製品の良さを体験的に伝えたいという要望を受け、チューブの引き出し体験を、クライアント様と一緒にトライアンドエラーでどのよな体験展示にすべきか検討させていただきました。

できるだけ上部に設置した製品をアピールしたいとの要望を吊りサインを設置することで、コストも抑えた提案を了承していただき、現場でも喜んでいただきました。

クライアント様も展示に関してはわからない点が多々あると思いますので、できる限り展示に関しては知見のある、弊社が提案していく形でクライアント様に喜んでいただける状況を作っていきたいと思います。

展示に関しては、やはり、製品の良さを一番知っているのは、クライアント自身と思います。これからもずっと、弊社はクライアントが考える、製品の良さ、一番見せたいポイントをより来場者に目につき、より素晴らしく見えるような展示を心がけていきたいと思います。

ICHIJO PLAZA イオンモール今治新都市

愛媛県今治市にあるイオンモール今治新都市内のテナントとして一条工務店が新形態としてのショールーム「ICHIJO PLAZA今治」をOPENした。

私たちは全体レイアウト計画、ファサードデザイン、空間デザイン、什器デザイン制作を担当した。

リビングゾーンから和室ゾーン

キッズカウンターとシステムキッチン

受付及びカウンター

今回は一条工務店のブランドイメージである高級感や高質感を空間全体で感じさせながら、一条工務店の家が持つ、優しさや安心感を木のマテリアルとベージュやグレージュといった柔らかなカラーリングで空間全体を構成した。

ファサードイメージパース

「ICHIJO PLAZA」はショールーム空間と機能体験空間が一つの空間に同居するため、壁面のイメージを二つの空間で分け、また、床に関してもフローリングとカーペットに分けることで、違和感なく二つの空間を分けることができた。

今回、イオンのテナントの工事は初めてだったが、我々がいつも行っている通り、実際に現場を目で見て現地調査をして、お客様の動線や周辺の空間との関連性の確認、スペースの規模やさまざまな設備のチェックを行った上で、デザイン、設計を行ったことで、特に現場での不具合はなく、工事もスムーズに進めることができ、最終的な仕上がりも良く、クライアント様も満足していただけた。

今後も弊社の得意とするショールームや常設施設などのデザイン、設計、施工を引き続き獲得していきたい。

関西物流展2023 CKDブース

関西物流展2023がインテックス大阪で4/12~14で開催され、愛知県に本社を持つ機械メーカー「CKD」のブースを初めてデザイン、設計、施工をさせていただいた。

CKDの持つ高性能、高品質なイメージをブースで表現するために、極力ブースはシンプルな形状で、一部、エッジの鋭さを出すシャープな斜めラインで技術の最先端を表現した。

最近の展示ブースは今までのような、上部のボーダーが分厚く、重いデザインではなく、ボーダーを細くしたり、斜めにしたりして、ブース全体の存在感を出しているデザインが増えてきているように思える。

今回のCKDブースもよくある門型のボーダーではなく、片持ちに見える片側の壁柱で立ち上げスチールの円柱で支えるボーダーデザインとした。

ボーダーがシンプルな分、社名ロゴのチャンネル文字が際立つようになった。この場合は発光するチャンネル文字は必須になってくる。

他社のブースも上部のサインスペースの形状デザインに凝っており、今後の参考になった。

来場者も非常に多く、新型コロナの影響に関しては、もうほぼなくなったと言えるのでは。

引き続き、極力現場を見て、新たなデザインの潮流を確認しながら、より良いブースを提案していきたいと思います。

ショールームエントランス改装工事

イメージパース

昨年(2022年)の12月ローンチに向けて進めてきた、某メーカーのショールームエントランス工事が終了した。弊社で企画、デザインを行い、足掛け5か月。最終の完工写真の撮影が終わってからサイトにアップしようと考えていたが、年末から年度末に向けて急激に忙しくなり、完工後の現場に行けず最終の写真も撮れずじまいになってしまった。

幸い工事中の写真はあるので、計画時のパースと合わせて、紹介したいと思います。

工事中写真1

一つ前の写真は計画中のパースで、この写真は工事中の写真になるが、基本的には思い描いていた空間を再現できたと感じている。

テーマは木を基調とした、明るく、温もりのあるエントランスとし、メーカーの高品質なイメージを創出でき、誰もが心地よく滞在できる空間とした。

木製ベンチ

空間で邪魔になる柱を有効的に使用し、柱周りには特注の異形ベンチを設置。空間のアクセントとした。写真には入っていないが、柱周りはプランターボックスとして、木だけではなくグリーンもふんだんに取り入れ、爽やか落ち着く空間のポイントとした。

階段ホールイメージパース

階段ホール

こちらは階段ホールのイメージパースと施工後の写真になる。もともとは塗りの佐官壁とタイルによる装飾だったのをエントランスと同じ意匠で木をメインとした空間に作り替えた。

改装前写真

その他キッズスペースもデザインし、新たに改修した。

キッズパーク

写真が工事中のため工具や養生などで、良くない写真ばかりだが、これはこれで製作途中がわかるので今後の参考として掲載する。

計画作業はこれらのイメージパースだけでなく、もちろん図面を起こし、マテリアルも仕上げ表をまとめて、クライアントと相談しながら決めている。

今後もショールームや文化施設などの常設展示を中心にかかわっていきたい。

2023年の現状、常設案件が5〜6件進んでいるので、また決定、完工次第、順次アップしていきます。

JIMTOF2022視察

毎年JIMTOFには何らかの形で関与してきたのだが、今年のJIMTOFは独立して初めてのJIMTOFであったにも関わらず、コンペ敗退がいくつかあったり、直前で施工会社が変更するなど様々なことがあり、残念ながら関わることができなかった。

しかしながら、企画段階で関わったブースや前職から取引のあったクライアントのブースに関してはちゃんと確認し、次回のコンペの参考にするべく視察へ行ってきた。その際の報告を投稿します。

OSGブース

アイキャッチとなる内照天井ボーダーや大型の縦置きLEDディスプレイ、展示台面の横型ディスプレイなど目を引くアイディアがこれでもかというぐらい盛り込まれたブースで、これは完敗。次回はこれに勝るブースを提案するとなると、かなりハードルは高いがやりがいのある案件になりそう。次回は頑張ります。

JTEKTブース

我々のプランは天井、壁面とかなり造作に凝ったプランを提案したが、実際に採用されたブースは結構さっぱりとした造作のブースに仕上がっていた。写真では見えないがクライアントからマストと言われている、機械の裏側の隠し壁が今回は無く、レイアウトも非常にシンプルで逆に回遊しやすいブースレイアウトになっていた。先情報ではプレゼンテーションステージが凝ったものになるのではという情報だったが、特に目新しい演出は無く王道の男性MCによるわかりやすいステージが行われていた。「わかりやすくて、見やすい」部分が評価されたのか次回は見た目よりも伝わりやすいブースにも注力しようと思う。

DMG森精機ブース

ブースのVIを毎年きちんと守って、いつも洗練されたブースデザインの森精機。今年も黒の壁面に内照式のサイン壁面(テンションファブリックと思われる)を効果的に使って、すっきりとして高質な空間を作っていた。内照式壁面は止め金物が樹脂になったり、多くの会社が参入してきたことで、以前よりも比較的に安価で導入できるようになってきているので、積極的に提案していきたい。

ヤマザキマザックブース

こちらも毎年かなり凝った造作でブースと創り上げるMazakブース。例年プレゼンテーションステージの演出が目を引くのだが、今年は装置的にはそれほどでもなかった。残念ながら時間の関係でステージは見ることができなかったため、内容は報告できず残念。次回は挑戦するか検討しよう。

その他気になったブース

NACHi不二越ブース

さまざまな展示会に出展されているNACHi不二越。専属のデザイナーがいるのか、それとも毎回コンペをしているのか。デザインが秀逸で毎回勉強になります。

三菱電機ブース
プレゼンテーションステージ

今回はかなり気合の入ったブース造作になっていた。天吊りのように見える大画面LEDもカッコいい。コロナの影響で前回JIMTOFも中止となり、4年ぶりのJIMTOF開催のため、出展社も気合を入れているのか、全体的に木工造作の度合いが高く、見応えがあった。造作割合が増えるのは、我々業界としては喜ばしいことだ。

芝浦機械ブース

ブース中央のスリットウォールとそれを取り囲む巨大なリング造作が目を引く芝浦機械ブース。こちらはあまり関われなかったが企画プレゼン段階で、ブースデザインの監修に携わらせていただいた。予算が合わず、制作段階でフェードアウトしたが、クライアント、代理店担当者ともに、すばらしい人たちなので、次回は絶対に制作に食い込んで行きたい。

その他

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リスコン東京2022

LPガス振興センターブース

危機管理産業展(リスコン東京)2022が10月5日から7日までの3日間開催された。

その中で私たちはLPガス振興センターのブースに携わらせていただきました。

ブースは例年特命で弊社のクライアントが請け負って実施製作していたのですが、今回ホームページの改訂も含め、コンペを行うこととなり弊社がブースの企画、デザイン、施工の部分で協力することとなりました。

数社競合のコンペの中で、我々は過去の実績より、今までのLPガス振興センターさんの要望を汲み取り、ターゲットにダイレクトにアピールするブースを提案することとしました。

巨大なメッセージウォールが象徴的なブース全体像

ブースのポイントは、ブース正面に大きなメッセージウォールを立て、多くの来場者へLPガス振興センターが出来ることを広く知っていただけるようにしたことと、ターゲットとなる来場者の悩み事をわかりやすく共感させ、それを解決する方法があることを知っていただくブースにすることでした。

ターゲットの生の声を共感していただくデザイン

我々の提案がうまく、伝わり、クライアントも共感していただいたことで、ブースは受注でき制作、施工することができました。

ブース内部

ブースはゲート状の造作を重ね合わせた複雑なデザイン形状としましたが、天井部を開けることで開放感があり、狭くも感じず、お客様にも満足していただけるブースにしがりました。

サブ動線からのブース像

ブースの基調色も、あえてあまり使われないブルーグリーンにしたことで、他のブースとの差別化もでき、見た目にも爽やかで明るく入りやすいブースになったと思います。

また来年もリスコン東京2024が開催されることが決定していますので、次も引き続き受注できるようにデザインと企画を練り上げて行きたいと思います。

国際物流展2022 三甲ブース

SANKO サインウォール

国際物流展三甲ブース全景

2022年9月13日から16日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された国際物流展2022において出展した「三甲」ブースの企画、デザイン、設計、施工をbespokeで行いました。

「三甲株式会社」は岐阜に本社を持つ物流用のパレットや梱包資材などを扱うメーカーです。

我々bespokeは凸版印刷さん元請けのもと、起業後初の施工まで関わる業務として携わらせていただきました。

ブース内部
ブース内部
ブース内部

総敷地面積720㎡という国際物流展の出展ブースの中でも2番目に大きなブースでブース壁面に三甲のパレットを使った印象的なブースをデザインしました。

全体的に心がけたのは白をベースに三甲のコーポレートカラーである「赤」を大胆に面で使用し、細かな装飾はせず、シンプルで高質なイメージを作り出そうとしました。

テンションファブリックを使った巨大サインウォール

今回のポイントはテンションファブリックを使用し、高さ5.5mのサインウォールをブース両サイドに設置し、ブースの大きさを強調し、ブースの存在感を作り出しています。

今後もこのような大きなブースに携われるように、良いデザイン、プランを作っていきます。

ポートメッセなごや 新1号館 

ポートメッセなごや 新1号館外観

まもなく10月開業予定のポートメッセなごや新1号館に一足早く内覧に行ってきた。

内部空間とせり出し座席
無柱空間

内部は無柱空間で写真に写っているのは間仕切り用の壁が一部出ている状態。非常に広く感じた。「あいちスカイエキスポ」も、かなり広い空間だが、柱のない分より広く感じる。天井照明が、一般的な展示場と印象が違い、連続して繋がる照明が印象的だった。

2Fエントランス

あおなみ線の「金城ふ頭駅」から繋がるエントランスゲートは、天井部分が木材(?)で組まれており、建築的にも素晴らしいものと感じた。

展示場入口

展示場への入り口も木のスリットを使った意匠で、壁面の白と合間ってスッキリとおしゃれに仕上がっている。ちなみにトイレはイベント毎に男女の数を増減できるように、サインがロールスクリーン形式になっており、考えられていると感じた。

特別室
ちょうな仕上げのスリット壁面

今回の内覧は特別室も見ることができた。コンサートでのアーティストの控室などに使われるそうだ。印象に残ったのはここでも木材がシンボル的に使われているところだ。     

「ちょうな」で仕上げたスリットの壁面は見たことのないデザインで、海外のアーティストには日本の伝統工法を見せることができて喜ばれると思った。 

コンベンションセンター天井
コンベンションセンター2F

新1号館と別棟にあるコンベンションセンターは、小規模の会議やVIPの待機場所として活用される建物。2階は厨房があり、フードコートのように使用ができるようだ。

新しいポートメッセなごや1号館は交通の便も良く、広さも十分にあることから、これから多くのイベントに活用されるのではないかと思う。常滑のあいちスカイエキスポとは、いい意味で差別化を図り、両展示館とも我々業界をより盛り上げてくれることを祈ります。

新商業施設 Maruei Galleria

名古屋市中区栄に3月31日に新規オープンした

マルエイガレリアを見てきました。

1階はテイクアウト中心とした店舗とレストラン。

特に「KW THE KITCHEN WONDERLAND」は

ブルックリンスタイルの空間デザインで、

コンクリート風仕上げの什器(モールテックス)や

サブウェイタイル、コンクリート現し床仕上げなど、

クールな空間になっている。

2階はワンフロア「無印良品」の店舗になっており、

こちらは1階とは対照的に木の素地材を

ふんだんに使い、まさに無印良品の店舗という感じに

仕上がっている。

基本の壁面仕上げは左官塗装で、そこにアクセントとして

杉板材や足場板の古材を使用し、

シンプルさの中にインダストリアルなアクセントで、

おしゃれな空間となっている。