ショールームエントランス改装工事

イメージパース

昨年(2022年)の12月ローンチに向けて進めてきた、某メーカーのショールームエントランス工事が終了した。弊社で企画、デザインを行い、足掛け5か月。最終の完工写真の撮影が終わってからサイトにアップしようと考えていたが、年末から年度末に向けて急激に忙しくなり、完工後の現場に行けず最終の写真も撮れずじまいになってしまった。

幸い工事中の写真はあるので、計画時のパースと合わせて、紹介したいと思います。

工事中写真1

一つ前の写真は計画中のパースで、この写真は工事中の写真になるが、基本的には思い描いていた空間を再現できたと感じている。

テーマは木を基調とした、明るく、温もりのあるエントランスとし、メーカーの高品質なイメージを創出でき、誰もが心地よく滞在できる空間とした。

木製ベンチ

空間で邪魔になる柱を有効的に使用し、柱周りには特注の異形ベンチを設置。空間のアクセントとした。写真には入っていないが、柱周りはプランターボックスとして、木だけではなくグリーンもふんだんに取り入れ、爽やか落ち着く空間のポイントとした。

階段ホールイメージパース

階段ホール

こちらは階段ホールのイメージパースと施工後の写真になる。もともとは塗りの佐官壁とタイルによる装飾だったのをエントランスと同じ意匠で木をメインとした空間に作り替えた。

改装前写真

その他キッズスペースもデザインし、新たに改修した。

キッズパーク

写真が工事中のため工具や養生などで、良くない写真ばかりだが、これはこれで製作途中がわかるので今後の参考として掲載する。

計画作業はこれらのイメージパースだけでなく、もちろん図面を起こし、マテリアルも仕上げ表をまとめて、クライアントと相談しながら決めている。

今後もショールームや文化施設などの常設展示を中心にかかわっていきたい。

2023年の現状、常設案件が5〜6件進んでいるので、また決定、完工次第、順次アップしていきます。

国際物流展2022 三甲ブース

SANKO サインウォール

国際物流展三甲ブース全景

2022年9月13日から16日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された国際物流展2022において出展した「三甲」ブースの企画、デザイン、設計、施工をbespokeで行いました。

「三甲株式会社」は岐阜に本社を持つ物流用のパレットや梱包資材などを扱うメーカーです。

我々bespokeは凸版印刷さん元請けのもと、起業後初の施工まで関わる業務として携わらせていただきました。

ブース内部
ブース内部
ブース内部

総敷地面積720㎡という国際物流展の出展ブースの中でも2番目に大きなブースでブース壁面に三甲のパレットを使った印象的なブースをデザインしました。

全体的に心がけたのは白をベースに三甲のコーポレートカラーである「赤」を大胆に面で使用し、細かな装飾はせず、シンプルで高質なイメージを作り出そうとしました。

テンションファブリックを使った巨大サインウォール

今回のポイントはテンションファブリックを使用し、高さ5.5mのサインウォールをブース両サイドに設置し、ブースの大きさを強調し、ブースの存在感を作り出しています。

今後もこのような大きなブースに携われるように、良いデザイン、プランを作っていきます。

ポートメッセなごや 新1号館 

ポートメッセなごや 新1号館外観

まもなく10月開業予定のポートメッセなごや新1号館に一足早く内覧に行ってきた。

内部空間とせり出し座席
無柱空間

内部は無柱空間で写真に写っているのは間仕切り用の壁が一部出ている状態。非常に広く感じた。「あいちスカイエキスポ」も、かなり広い空間だが、柱のない分より広く感じる。天井照明が、一般的な展示場と印象が違い、連続して繋がる照明が印象的だった。

2Fエントランス

あおなみ線の「金城ふ頭駅」から繋がるエントランスゲートは、天井部分が木材(?)で組まれており、建築的にも素晴らしいものと感じた。

展示場入口

展示場への入り口も木のスリットを使った意匠で、壁面の白と合間ってスッキリとおしゃれに仕上がっている。ちなみにトイレはイベント毎に男女の数を増減できるように、サインがロールスクリーン形式になっており、考えられていると感じた。

特別室
ちょうな仕上げのスリット壁面

今回の内覧は特別室も見ることができた。コンサートでのアーティストの控室などに使われるそうだ。印象に残ったのはここでも木材がシンボル的に使われているところだ。     

「ちょうな」で仕上げたスリットの壁面は見たことのないデザインで、海外のアーティストには日本の伝統工法を見せることができて喜ばれると思った。 

コンベンションセンター天井
コンベンションセンター2F

新1号館と別棟にあるコンベンションセンターは、小規模の会議やVIPの待機場所として活用される建物。2階は厨房があり、フードコートのように使用ができるようだ。

新しいポートメッセなごや1号館は交通の便も良く、広さも十分にあることから、これから多くのイベントに活用されるのではないかと思う。常滑のあいちスカイエキスポとは、いい意味で差別化を図り、両展示館とも我々業界をより盛り上げてくれることを祈ります。

新商業施設 Maruei Galleria

名古屋市中区栄に3月31日に新規オープンした

マルエイガレリアを見てきました。

1階はテイクアウト中心とした店舗とレストラン。

特に「KW THE KITCHEN WONDERLAND」は

ブルックリンスタイルの空間デザインで、

コンクリート風仕上げの什器(モールテックス)や

サブウェイタイル、コンクリート現し床仕上げなど、

クールな空間になっている。

2階はワンフロア「無印良品」の店舗になっており、

こちらは1階とは対照的に木の素地材を

ふんだんに使い、まさに無印良品の店舗という感じに

仕上がっている。

基本の壁面仕上げは左官塗装で、そこにアクセントとして

杉板材や足場板の古材を使用し、

シンプルさの中にインダストリアルなアクセントで、

おしゃれな空間となっている。